アクセサリー作りに揃えたいもの(材料編5)
それでは、材料編の最後となるビーズのお話です。
手に入りやすく、よく使うガラスビーズは、チェコビーズ、スワロフスキービーズ、
MIYUKIさんのビーズ、TOHOさんのビーズ、このあたりだと思います。
この中から、特にチェコビーズとスワロフスキービーズについて、少し話したいと思うのですが…
これはかなり私の主観の入ったものになるので、ある一作家(仮)のつぶやきとして軽く読んでください。
実際ビーズって、別に、どれを買っておくといい、じゃなくて、どのビーズにときめくかが大事ですものね。だから、これは私のときめきの話です。
スワロフスキーの魅力については、
冷たい水のような透き通ったクリスタルガラス、
それを最大限に活かす、計算された精巧なカッティング、
もう一目瞭然かと思いますので、チェコビーズをメインにお話をしたいと思います。
チェコビーズは、チェコ共和国で作られたビーズの総称です。
スワロフスキーのように、スワロフスキー社で作られた、とかそういうのではありません。
(プレシオサ社など有名な会社はあります。)
手作りのぬくもりを感じるのは、チェコビーズです。
お値段がスワロに比べて安い分、ハンドメイドアクセサリーを作っていると、
チェコビーズは「安い」印象があります。でも、決して「安っぽい」とは思いません。
手作りのぬくもりを感じる、というのは、個体差が大きい、という部分に由来します。
例えば、青と黄が入り混じったような不思議な色のチェコビーズ。これは、青の分量が多い個体があったり、黄の分量が多い個体もあったり、きれいに半分ずつだったり、あるいは…黄色じゃん…としか言いようのないものもあったりします(笑)。
この個体差のあり方が、手作りのぬくもり、また、天然石に通じるような、ナチュラルさを醸しているのです。
(↑淡水パール(天然素材)とあわせてもしっくりする気がします。)
チェコビーズの一番ポピュラーなもの、ファイアポリッシュというのですが、
これは、ほんの少し縦長の球体ビーズをマシンカットして、そして表面を高熱で溶かして
カットにあえて丸みを与えているのです。
「ファイアポリッシュ」、つまり「火で磨く」なんて、なんだか素敵だと思いません?
↑ファイアポリッシュで作ったブレスレット
スワロフスキーの精巧さの魅力、とは正反対ですね。
もちろん、どちらも魅力があります。もちろん共通の魅力もあります。
どちらも歴史があるので、ヴィンテージものがあり、また味わい深い。
チェコビーズには、長い歴史の中で製法の失われてしまったビーズもあり、高額になっているものもあります。
(妖精の湖のような青の中にココア色が漂う、サフィレット…いつか欲しいです。)
さて、初心者さん向けのお話として、最初はやはり、まあ私のひいき目も入るのですが、
チェコビーズをお勧めします。手に入りやすい(大抵の手芸店で売っている)ですし、
安価で揃えられますし…。ドロップ型やお花型など形もバリエーションがあります。
ピンとチェコビーズでオリジナル作品がいろいろできるようになったら、
高価な素材、スワロや天然石などを試してみるのがいいと思います。
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