アクセサリー作りに揃えたいもの(材料編4)
それでは、今回は「ピン」のお話を使用と思います。
「これがあればいい!」というものはない、と以前書きましたが、あえて言うなら…
初心者さんなら「0.6mm×25mm」のTピンと9ピンが一番消耗すると思います。
と、いいますのも、ピアス(イヤリング)を作るにも、ネックレスを作るにも、使えないわけではない太さだからです。
まず線径のはなし(0.5とか0.6mmとか)からすると、
ピアスのモチーフ部分(ぶら下がっている飾りの部分)は、外から力を加えることはほとんどなく、
自重がかかる程度ですので、重たいビーズやチャームでなければ、0.5mmのピンで大丈夫だと思います。
(今はやりの大振りビーズ、アクリルとかプラスチック製が多いから軽いものが多いと思うけど、
あの大きさでメタル系の素材なら、0.6mm使った方がいいかもしれません。)
(マーキス型の淡水パールとビーズを通して、Tピンを丸めただけのピアス・イヤリング
イヤリングパーツのカンが開いているのは撮影用だから。ほんとはきちんと閉じなきゃね。
ちなみに、パールに厚みがあるのと、ロンデルもついてて少し重さを感じたので0.5mm。)
そして、たとえば鎖骨にかかる程度の華奢なネックレスやペンダント。
(長さは40㎝程度ですね。プリンセスタイプ、といいます。)
これは、それほど大きなビーズやチャームを使わないと思うので、0.6mmでいいと思います。
(飾りのところとかは0.5mmでもいいかもしれないけど、そこが切れたら、ネックレス自体が
ちぎれてしまうような位置のものは、0.6mmにしておいた方が無難です。)
その他、55cm程度のマチネ―、これは大きめモチーフが多いでしょうから0.6mm、
70cm以上のオペラや、100cm以上のロープタイプのネックレスのようなロングネックレスになると、ビーズも大きめのメリハリの利いたものを使うことがおおくなるし、自重も大きくなってきますので、0.7mmのピンを使った方がいいと思います。(外れても、デザイン以外の支障がない、飾りの部分は別として)
次は長さについて、ですが、
これはもう、使うビーズによるのです。
それで、なぜ25mmが一番消耗するかというと、おそらくビーズの一つの基準となるサイズかな?と思うサイズである、「8mmのビーズ」を刺して9ピンの両端を丸める時、
8mm(ビーズの大きさ)+7mm(ピンを丸める長さ)×2=22mmとなるからです。
あとは、大きめ12mmや16mmのビーズなら26mmとか30mm以上必要だし、
Tピンであれば7mmは片方のみですので8mmビーズなら15mm…という感じになってきます。
自分のビーズやチャームの好みを考えたうえで、
例えば、大きめビーズをゴロッとつけるほうが好き!という方は、長め、太目のピンを多めに、
小さめビーズをさらさら連ねていくのが好きという方は、細め、短めのピンを多めに買うといいとか、そういうことを考えて、ピンは買っていくといいと思うのです。
それでは、次回はビーズのお話をしようと思います。
※天然石は、また話が別になってきます。
そもそも天然石はもともと穴が小さめですので、ピンを使って処理、というのはあまりせず、ワイヤーを使うことが多いです。
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