K14GFについて(私のK14GFの出会い)
ハンドメイドアクセサリーを作るようになって、初めてK14GFを知りました。
最初の2年くらいはメッキ製品で作品を作っていて、
その頃は自分がK14GFを使うようになるとは思っていませんでした。
でも、家庭の事情で1年ほどアクセサリー作りをしなかった時期があって、
そのあともう一度始めようとしたとき
なんだかメッキがひどく安っぽく見えたんです。
いわゆるアラフォーとよばれる時期になり、
私生活で人生観が変わるような出来事があり、
短い期間ではありましたが、人生の過渡期だったと思います。
わたしの「モノ」を見る目が変わったんですね。
例えば小説を書くときは、
実際に自分の体験に基づいた感覚を読者と共有できるよう表現、
または再現していくことが、
人の心を打つ作品を書く近道であると思うのですが、
それと同じように、アクセサリー作りにおいて、
自分がイイ!と思うものに忠実であることが
同じ年齢層の人達に「良い」と思ってもらえるような作品を作る
近道のように思っています。
だから、だれあろう作者の私が安っぽいと思うアクセサリーなど、
誰も身につけないだろう。
そう思い、自分の中の「アリ」「ナシ」を基準にパーツを厳選し、
安っぽいもの、実際に安かったもの、ときめかないもの(こんまり式)
バッサリ捨てました。
それと同時に、今まで手が届かない、と思っていた
K14GFと、天然石をすこし買い入れてみたのです。
すると、ものすごくしっくりきて、あ、これだと思いました。
いまも、メッキ製パーツを使ったアクセサリーは作っています。
K14GFのパーツは型が限られているので、
なかなか作りたいものが作れないことがありますし、
これをK14GFで作ると、原価がすごいことに…と思うようなときは、
メッキを使います。
惜しみなく、手軽に使えるものも、持っていたいから。
でもそういうときも、やはりメッキパーツはどこのものかわからない…と
いうようなものは使わないようにしています。
だって、私がもしお客さんなら、そういうのもう、身に着ける気がしないから。
これが、私がK14GFを使い始めたきっかけです。
ん!!誰ですか?
「一言でいえば理由は「加齢」なのね」
とか言ってる人は!!
…私か。
母親という属性になってから、年をとることが少し楽になって、
でもそのことに甘えすぎているような気がします。
老けたのではなく、熟していっているのだと、
思える暮らしがしたいものです。
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