実際のところK14GFって?

さて、今回はK14GFとはどういう素材なのか、

個人的な見解を含め、お話しします。


一応、私の説明としてはこういう書き方をしています。


【K14GF(14金ゴールドフィルド)】 14金張りとも言います。

14金を芯材(真鍮等)に熱で圧着させた素材です。

使用する14金は総重量の5%相当と決められており、手軽に金の質感が楽しめる素材です。

お手入れや使用環境・頻度によって変わりますが、ざっくりと金メッキ製品をワンシーズンと考えたとき、k14gf製品は数年物とお考え下さい。


大半はよそ様と同じですが、「k14gf製品は数年物」ここは人によって違います。

海外ではアンティークジュエリーもあるくらいゴールドフィルドは長持ち、一生モノです、というニュアンスの書き方をされている方もいらっしゃいます。

また、私のように数年程度、とされている方もいます。


決して「一生モノ」を否定するわけではありません。

私自身はみたことがないですが、よくアンティークジュエリーの件は書いている人をみかけますので、長い時を過ごしたアンティークジュエリーは実際にあるのだと思います。


ただ私の感覚としては数年物、としています。

といいますのも、アンティークとして価値が高いものはきっと付属の貴石や造作も高級品でしょうし、かなり高度な手入れや保存がしてあるのだと思われます。

それこそ、誰かが普段使いをしている、という代物ではないと思います。


普通の人が普段使いをするなら、毎日使うたび洗浄、とか多分しないし、

(石がついていたらできない洗浄もあるし)

そう考えると、やっぱり数年で劣化は訪れると思います。


これは私が特別ずぼら、とかでなく、私の最も信頼するアドバイザー兼試着係の友人もまた、

そうです。


その人はとても大切にアクセサリーを使ってくれる人で、そして何気なく日常に取り入れている女子力の高い人です。

その友人と、先日新作の試着をお願いした時、2年前に渡したネックレスのアジャスターチェーンの劣化を相談されました。


劣化の相談は初めてでした。

それまでメッキパーツの劣化の報告を受けていましたが、GFの方は無くて…。


もちろん、お取替えさせていただきましたが、そのチェーンはK14GFの上からメッキがけもされているパーツでした。

(ゴールドの色味の持ちをよくしたり、色の個体差を減らすためにメッキがけがされているK14GFもあります。)

そのアジャスター用チェーンの、コマの連結部分が黒ずんでいました。

※もしかしたら洗浄液で洗浄したらとれたかもしれないけど、取り換えた方が早いと判断しました。

(今考えたら検証で洗浄液につけてみたらよかった…どの層まで劣化が進んでいるのかわかったかもしれないし。)


アジャスターですから、引き輪が当たったり、大きめのコマが擦れあったり、負荷がかかったんだと思います。


その他、工具による傷がどうしてもつきやすいワイヤーなども、劣化が早めのように感じます。


これが、私の体感的な「持ち」の感覚です。


余談ですが、その友人、メッキのアクセサリーが直接肌にあたるとアレルギーが出てしまう方です。割とすぐに。

でも、今のところ「私ちゃんのアクセサリー(K14GF)は大丈夫!」と言っていただいています。

アレルギーは個人差ですけれども、ゴールドフィルドがアレルギーを起こしにくい、

というのは本当なんだなぁ、と思います。

(もちろん個人差ですよ~!あと、加齢による蓄積もあります。)






暮らしを彩るハンドメイドアクセサリー

ハンドメイドでアクセサリーを作るようになって4年ほどになります。 アクセサリーを作るようになり、日々が少し彩り豊かになった気がします。 今はハンドメイド販売サイトで自分のお店をもっています。 ここでは販売サイトに書ききれない、 製作にいたる思いやこだわりなどをご紹介しています。

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