アクセサリー作りに揃えたいもの(材料編1)
前回は道具類をご紹介しましたが、今回は材料編です。
まずは金具から。
これから始めます、ピン曲げから練習です、という方は、
「金具素材は、なるべく一つの大手パーツショップのものを揃えましょう。」
なぜかと申しますと、やはりメッキというのは、ゴールドなり、シルバーなり、その色味がとても不安定なのです。
※一般的にはシルバーカラーのメッキは、ロジウム、またはロジウムカラーといいます。ロジウムって何?というのは、また機会があればご説明します。
一口に同じゴールドカラーといっても、K18相当の色だったり、K16相当の色だったり…。その上、同じK16の中でも差があるのです。(だって、ソリッドゴールドのK16だって33パーセントは金以外のなんらかの金属である、合金ですしね。)
ショップさんがK16相当の色で、とメーカーさんに注文したとしても、メーカーによっても違うし、同じメーカーでもロットによって色が違ってきたりもします。
ですが、こういった不安定な中でも、大手ショップさんであれば、その辺はある程度心得て対応されています。なので、そこまで極端な色味の違いがでないよう努めていますし、変わるのであれば、その旨告知されます。
だから、自社工場があったり、又は、メーカー自体の小売店だったりするようなショップがお勧めです。そういうショップを1社に絞り、揃えて買うのがいいと思います。
また、「大手じゃなきゃだめ?」といいますと…、
国産や国内メッキ、またはメッキの質の指定など、こだわっている小さめのショップさんもあるにはあるのですが(小さいところなので、ご迷惑になってはいけないので、あえてお名前は出しません。気になる方は個別メッセージでお気軽にどうぞ♪)、やっぱりメッキにしてはお高め。
最初はやはり、安く、それでいて品質が安定している大手をおすすめします。
国内で生産されたものがいいですけれど、コスト的にはやはり海外と比べかさみますから、
海外で生産されたものが主流になってきます。
その際、大手メーカー(ショップ)さんであれば、きちんと自社で管理した海外工場をお持ちだったりするのです。こういったきちんと、大手の会社に管理された海外工場は、国内工場と変わらない品質で作ることができたりします。やっぱり大手の力ってすごいと思います…。
メッキ素材は、特に品質の良しあしが顕著にでます。
粗悪な品は、もうとことん粗悪…。どこで仕入れてきたのかわからないようなメッキパーツは、メッキが剥がれてすぐ汚くなる、という見た目の点だけならまだしも、人体に有害な物質を通常以上に使っている可能性もあります。
とくに、アクセサリーパーツには「鉛」が含まれているものがあります。
これは、大手メーカーであっても含まれているものは含まれています。
パーツメーカーでだけでなく、アクセサリーメーカー、ジュエリーメーカーであってもです。鉛(を使った金属)は、幼児であれば、誤飲だけでなく、口に含むだけで危険なのです。ですから、自主的にこの鉛問題についてきちんと規制なり、調査なり、しているショップを選びたいものです。大事な問題ですからね。
安物は、やっぱり安物です。ちょっとのコストを惜しむより、安心をえらびましょう。
もちろんメッキですから、大手メーカーのものも、夏の大汗をかく日に一日つけていたら、ダメになります。でもダメになるにしても、有害な物質が大量に溶けでる、とか、そういうことは大手メーカーならまずないでしょうからね。
(金属アレルギーの問題はまた別として、です。)
さて、じゃあ、具体的にどこのことよ?といわれますと、
私の知ってる限りでは、
貴和製作所さん、パーツクラブさん(こちらはゴールドの色味が二種類あるようです)、
ビーズファクトリーさん、作ろドットコムさん、この辺かな。
お勧めの順番は、お名前をあげさせていただいている順番です。
次回は、最初に揃えたいピン、カンについてお話します。
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